第九回 地霊星医院(9-3)
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萍鹤がぽつりと言った。李秀が首を倾げる。 「ねえ萍鹤、あんたの术で、钢先を治せないの?」 しかし、萍鹤は静かに首を振った。 「いいえ。私は、そうはしたくない」 「えっ?あんた、それどういう意味よ!」 李秀がいきり立ったが、萍鹤はまた首を振る。 「术で回复させたら、钢先はすぐに出発するでしょう。少し、彼を休ませてあげたいの」 「あっ……」 萍鹤の気持ちを知って、李秀たちは黙って颔いた。 雷先が宿の周りで闻いてみたところ、近くに腕のいい医者がいるという。 「名前が気になるんだ。地霊星医院、というらしい」 「地霊星、とな」 鲁乗たちが惊いた。雷先は颔いて続ける。 「本名は徐米芳というんだが、自分は地霊星という星の力を借りているからどんな病でも治せる、と言っているそうだ」 「魔星の名前で商売してるのね。そういう奴もいるのかぁ」 李秀が妙に感心したので、鲁乗が苦笑のように手を振る。 「こんな时に、また争いの种を见つけてしまったか。今は、収星のことは置いておこう。钢先を诊せるのが优先じゃ」 皆は颔き、雷先が钢先を背负って、一同は宿を出る。路地を抜け、地霊星医院へ向かった。